そろそろ本気で考えてみたい「子どもの教育を選べる多様性」



今回、NPO法人GEWEL理事の方より「気ままにダイバーシティ・トーク」で話してみないか、という貴重な機会をいただきました。

http://www.gewel.org/

オランダへの教育移住を実践中の母親として、
「カーサ・デ・バンビーニ」代表として、
「子どもの教育方法を選べる多様性」その必要性について参加者と交流しながらのトークになります。

https://gewel-kimamani-vol2.peatix.com/

(以下紹介文)

小学校に入る段階で、幼児期に受けてきた教育方法を継続する選択肢がなくなってしまう。

日本は幼児教育では多様な教育を提供している教育機関が増えていますが、義務教育になった途端に選択肢が少なくなり、日本型教育の管理システムに縛られてしまいます。
日本の義務教育には素晴らしい点もたくさんあり、世界に誇れるところもありますが、平均的で均質に育成するために子供達一人ひとりの個性や特性を犠牲にしていますので、個人の可能性と個性を潰してしまっています。
そして、受験になると子供達はテストの結果による他人との比較でしか自分を確認できない状況に追い込まれ、自分を見失い何者かになるために藻掻く日々、そこに自分は存在しない。
そんな中では自己肯定感が低くなる人が増えたとしても不思議ではありません。
人には得意・不得意があり、向いている、向いていないもあります。
これらには、一人一人の持つ傾向性やそれぞれの強みが影響しているのかもしれません。
一人一人の強みを個性と捉え、個性を伸ばせる “自分に合った“ 教育方法を、誰もが自分で選択して決められるようにならなければ、これからの社会を生き抜く力を身につけることはますます難しくなって行くのかも知れません。

少し話しが逸れたので話しを元に戻しましょう。
「人間の脳は6歳までに90%完成する」ことが、研究から明らかになっています。

多くのおとなが思っていること。
  いやいや、そうは言っても「6歳にはまだ自分のことは決められないだろう」

6歳の子供が思っていること。
  わたしは提言があれば、そこから自分のことは決められるよ。


おとなは、いつから子供に対して傲慢になったのでしょう?
おとなは、いつから子供の声を聞けなくなったのでしょう?
おとなは、いつから子供の答えを待てなくなったのでしょう?
おとなは、いつから子供のことを信じられなくなったのでしょう?

ある家庭では、6歳まで受けてきた「モンテッソーリ教育」を小学校に入っても継続させたいと願い、2021年8月からオランダへ教育移住して父子での生活が始まっています。

こう聞くと「そのことを子供はどう思っているの?」もし子供の気持ちはそっちのけで親のエゴだけで無理矢理連れて行っているとしたら・・・ それはどうなの?
母親はどうしてるの? なぜ一緒にいてあげないの?
そもそも海外へ移住するなんて、そんなのお金があるから出来る事・・・
これらは、多くの人が感じることかもしれません。

教育方法にはいろいろありますが、そのひとつであるモンテッソーリ教育では「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」の存在が前提となっています。

モンテッソーリ教育は、教師(大人)の価値観で一方的に教え込もうとするのではなく、子どもの興味や発達段階を正しく理解し、子どもが触ってみたい、やってみたいと思う環境を適切に用意し、その環境と子どもを「提示」などによって結びつけ、子どもの自発的活動を促します。

子どもは、自分で選んだ活動に満足いくまで繰り返し取り組みながら様々な能力を獲得していきます。

そんな環境で育った子供は、たとえ6歳であったとしても提示されたものに対して ”自分で決める力” が備わっています。
そうなんです、全てを話した上でその子が自分の意志で「それをやってみたい」と決めてオランダに行っているのです。


にわかには信じがたいかもしれませんがこれは真実です。
そして、子供が現地に適応する様子は大人の想像を遙かに超えているようです。

気づいてないだけで、私たちの思考はいつの間にか停止してしまっているのかもしれません。

オランダもモンテッソーリ教育も選択肢の一つでしかないので、モンテッソーリ教育+オランダ移住をオススメすることを目的とした時間ではありません。

なぜ、オランダへの教育移住を選択しなければならなかったのか?

その背景から、いまそしてこれからの日本にどんな選択肢があれば、”提示”によって子供達が自分の受けたい教育を自分で選んで決めていけるようになるのか?生き抜く力を身につけることができるのか?

短い時間で簡単に何かが纏まるような内容だとは思っていませんので、「気ままに」考えてみましょう。

<開催概要>
日 時:2021年11月6日(土)20:00〜22:00
方 法:オンライン(Zoom)
ゲスト:バイリンガル・モンテッソーリ園「カーサ・デ・バンビーニ」代表 大谷育美
参加費:無料
定 員:30名
対 象:一般、GEWEL会員(個人会員・法人会員)
主 催:NPO法人 GEWEL
お問合せは、contact@gewel.org(NPO法人GEWEL事務局)までご連絡ください。

https://gewel-kimamani-vol2.peatix.com/


以上が、紹介文と概要になります。
高校教師から保育士に転身した私は、子どもの育ちと学びについてとことん追求しモンテッソーリ教育に出会いました。
これからの時代を生き抜く子どもたちに本当に必要な力とは、何なのか。
子どもの尊厳が守られる社会、自由な学びが保障された社会を目指して活動中です。

ご興味ある方、ご都合の会う方はぜひご参加ください!!お待ちしております!

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NPO法人Scuola dei Bambiniが発足いたしました!

未来を生きる子どもたちのための、小学部プログラムが始動いたします!!!

モンテッソーリ教育で育った子どもたちにはドストライクな学校です。

この活動に興味がある方、応援してくださる方を募集しています。

◯教員
◯保育士
◯親
◯日本の教育に少し違和感や疑問を感じている人
◯新しい教育にチャレンジしたい人
◯ダイバーシティな人(本人・支援者)
◯インクルーシブな人(本人・支援者)
◯オランダ、フィンランドなど北欧教育に関心のある人
◯プロジェクト学習な人(やってる人・やってみたい人)
◯アウトドアな人、インドアな人
◯子どもの力を信じる人
◯モンテッソーリ教育な人
◯生涯学び続けたい人
◯今を幸せに生きる人
◯幸せな未来を実現する人

日本中、世界中から仲間集めをしたいと思っています!ご興味ある方は、下記メールアドレスまで、ご自身の想いと共にメールをください!
casadeibambini.kokura@gmail.com

また、近いうちにFBグループを立ち上げます。キャッチアップ、お待ちしております!!!

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