「カーサ・デ・バンビーニ」は、北九州市小倉北区の「バイリンガル モンテッソーリ保育園」(企業主導型保育事業、北九州市基準適合届出保育施設)です。

「カーサ・デ・バンビーニ」では、“英語学習のスタートは早ければ早いほどいい”と考えていることに加え、自ら学習しようとする習慣を身につけるモンテッソーリ教育法と合わせて、その効率を最大限に高める指導をしています。これから先「アクティブ・ラーニング」という言葉が教育界では多用されてきますが、子どもがその態度を6歳までに身につけることが可能になると言えます。

モンテッソーリ教育を取り入れている保育園や幼稚園は北九州市内にも数園ありますが、日常の会話をほぼ100%英語で過ごしながらモンテッソーリ教育を実践するという個性的なカリキュラムの園は、福岡県内にもまだありません。

これからの英語教育

2020年の東京オリンピック開催等を目処に、文部科学省では学習指導要領の大規模な改訂を進めています。現在小学5〜6年生で「外国語活動」として聞く・話すことを中心に取り入れられている英語の授業。今後はさらに低学年化が予定されており、5〜6年生で英語が「教科」化、3〜4年生に「外国語活動」が開始します。

日本は島国であり単一言語国家。普段の日常生活では原則として日本語しか使わないし、困ることもありません。しかも自分の意見を積極的に言うことに向いている性質の英語に比べ、「多くを語らない」ことが美徳とされる日本語。今後いかにして、グローバル化していく時代を、言葉の壁を越えて活躍していく子どもを育てるか。親たちだけでなく、日本の全ての大人たちが今優先的に考える必要のあることの一つです。そのため、物事の学習や習得が容易な幼児期における英語教育への関心・高まりは必然と言えます。

iPadやIT機器は使わない?!
“非”英才教育って?

モンテッソーリ教育法は、100年以上前に提唱された教育法ですが、現代の科学技術や医学によって、マリア・モンテッソーリの発見した「子どもの姿」が次々と証明されてきています。

周知の通り、ヒトは受精してから10ヶ月間の胎児期を送り、自分のタイミングと意思でこの世に生まれ、生後3ヶ月くらいに首が座り、半年くらいで這い、1歳になる頃にやっと歩き始めます。この成長の法則は、人類が約700万年前に誕生して以来、変わっていません。どんなに急かしても、素晴らしいIT技術を駆使して歩き方を教えても、6ヶ月の赤ん坊は歩けません。子どもの体、心、脳はいずれも発達の法則と方向性があり、それは人種が違っても、生まれた場所が違っても、変わりないのです。

自分で靴下を履けるようになるためには、靴下は足に履くものであるということを認識し、指先で靴下の履き口をつかめるようになり、体のバランスをとって足先にはめられるようになり、裏表、上下の失敗を何十回何百回と繰り返して習得してやっと、自分一人で履けるようになります。そして子どもはその努力、時間を惜しみません。それを惜しむのは大人です。時間がかかるからさっと履かせてあげるのは、その時は最短で効率良く済むかもしれませんが、子どもの一人でできるようになる力は奪われます。

子どもの成長、発達を第一に考えるならば、大人や、最新のテクノロジーに子どもを合わせるのではなく、子どもの発達段階と発達欲求を大人が知り、合わせ、それに応じた正しい援助をすべきです。つまり、子どもが自分で考え、自分で選び、自ら学び発見していくためのお手伝いこそ、大人がしなければならないことです。わざわざ高価な機器を揃えなくても、子どもが「できるようになりたいこと」はたくさんあります。その欲求に応えることが、私たちの役割であり、それは一般的にイメージされる「英才教育」とはかけ離れています。

英語教育も、モンテッソーリ教育も、毎日まいにち、何度も繰り返すことが重要です。子どもはそれを吸収し、自分の骨肉となって人格を形成していきます。子どもの『自分でするのを手伝って”Help me to do it myself”』に耳を傾ける、ただそれだけのことです。

「子どもが変わる」?!

「子どもを変える」「子どもが変わった」とよく私たちは口にしたり聞いたりしますが、私たちは「大人が変わる」ことで子どもを助けると信じています。大人が「子どもは未熟である」というこれまでの先入観を捨て、子どもが出来ることは沢山あると「信じる」ことでその見方は変わってきます。子どもの「イヤ!」に立ち止まってその原因を観察し、振り返り、考える姿勢をとると、何が「イヤ」だったのか見えてきますし、簡単に解決できることがたくさんあります。

私たちがそうされたとき嬉しいように、子どもの気持ちに敬意を払い、その意思を尊重してあげるだけで、本来、美しいものや真実を好み、そして何より愛情深い子どもの姿がもっと見られるようになります。そうしてまた大人はそんな子どもの姿に感動することでしょう。

そうして自分を大切にすることを覚えた子どもたちが将来、どんな人間になっていくかは容易に想像がつきます。子どもが自分で何をしたいのかを選び、自ら行動にうつし、道を開拓していく。我が子がそうなって欲しいと、誰もが思っているのではないでしょうか。

子どもの成長、発達を第一に考えるならば、大人や、最新のテクノロジーに子どもを合わせるのではなく、子どもの発達段階と発達欲求を大人が知り、合わせ、それに応じた正しい援助をすべきです。つまり、子どもが自分で考え、自分で選び、自ら学び発見していくためのお手伝いこそ、大人がしなければならないことです。わざわざ高価な機器を揃えなくても、子どもが「できるようになりたいこと」はたくさんあります。その欲求に応えることが、私たちの役割であり、それは一般的にイメージされる「英才教育」とはかけ離れています。

英語教育も、モンテッソーリ教育も、毎日まいにち、何度も繰り返すことが重要です。子どもはそれを吸収し、自分の骨肉となって人格を形成していきます。子どもの『自分でするのを手伝って”Help me to do it myself”』に耳を傾ける、ただそれだけのことです。