カーサ・デ・バンビーニは、モンテッソーリ教育と英語保育を通じて、未来を生きるチカラを育みます

モンテッソーリ教育の目的は「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」ことにあります。これはマリア・モンテッソーリが100年前に提唱したものを、さらに各国の先駆者たちが研ぎ澄ませてきたメインテーマです。硬直したルールで塗り固められた日本の教育や、閉塞的な空気感の現代社会でこそ要求されるものです。

経済の停滞や人口の縮退など、明るい展望が見いだせない現代の日本で、「子どもたちに未来を生き抜く力を備えさせたい」と考える保護者は着実に増えており、私たちは、この考えを共有できる保護者の皆さまとともに子どもたちを育む「共育者」でありたいと考えています。

「単にサービスとしての保育」は提供しません

私たちはこのマリア・モンテッソーリの教えに加え、世界を舞台に活躍する子どもに育てるため「バイリンガル」での日常生活を進めています。海外経験豊富な日本人教師に加え、ウガンダやカナダ、フィリピン、ネパールなどの講師で多民族教室を構築し、「子どもたちの多様性」を育んでいます。

教室はさながら小さな多民族国家です。時々起こる小さな衝突や価値観のズレなどに直面した子どもたちは、自らの意識を新たにしたり、必要な選択に迫られたりします。この価値観の違う色んな人々が寄り添う教室を経験した子どもたちたちが、未来の世界を変え、支えていくために必要な人材だと考えています。

この教室を構築・維持していくためには保護者の皆さまの深いご理解やご協力が必要です。「企業主導型保育事業」として、多様な働き方をするママ(パパ)を支えるため、登園(降園)時間などなるべくフレキシブルに対応しますが、保育環境を整えることや外国人講師の雇用など、一般的な保育園とは異なる業務も多々あり、「単に預かりサービス」としての保育は行わないことにしました。1日8時間/週5.5日を基準とすることで、節度ある「共育者関係」が築けるものと確信しております。ご理解・ご協力をお願いいたします。

保育料はいただきません

私たちは、保護者の皆さまとの健全な「共育者関係」構築を第一に考え、保育料の徴収をやめることにしました。「預かりサービス」としての保育料をいただくことは、サービスの提供者と享受者という一方通行の関係につながります。私たちと保護者の皆さまとで「共育者」として、同じ目線で子どもたちに寄り添いたいと考えました。

もちろん園の運営には資金が必要で、「企業主導型保育事業」として児童育成協会からいただく助成金だけでは不足します。そこで、保護者の皆さまや趣旨に賛同いただける法人・個人から「寄付(ドネーション)」(一口10万円〜)を募らせていただきます。ドネーションでいただいた資金は、主に、モンテッソーリ教具を始めとした教室内の教具の整備や拡充、外国人講師(非保育士)の雇用に掛かる費用に使わせていただきます。

その際心配になるのが、ドネーションでいただいた金額の多寡が、子どもたちへの教育の質の差に現れるのではないか?ということです。私たちはそれらを決して教室内に持ち込まず、子どもたちの保育に影響を及ぼすことがないことをお約束します。また、保護者の皆さまで組織する運営委員会によって、家庭ごとの金額を詳らかにしない、総額でのドネーション収支報告書作成をしていただくことになりました。

電話対応をやめました

これらの、一般的な園とは異なる運営手法を入園希望者にご理解いただくためには、電話による説明では不可能と思い至り、電話番号を非公開にさせていただきました。

2021年度はすでに定員を超える入園希望をいただいており、キャンセル待ちリストも積み重なっています。現在、見学や面談を停止させていただいておりますが、将来的な入園のご予約・ご相談などは下記のフォームよりお問い合わせいただきますよう、お願いいたします。