夢中になれることと、そこから得られるもの。
子どもがおしごとに夢中になってる時、
途方もくれるような数のビーズを数え終わった時、
何度も何度も繰り返し、10回はくだらない繰り返しを見せた時、
子どもは突然大きな息をつき、
「これ、面白くて面白くてたまらない!!!もっともっとする!!」
「はーーーっ!面白かった!!」
という宝物のような言葉を聞かせてくれます。
先日の脳科学、前頭葉と良い脳回路の話。
夢中になれる作業を
これ、おもしろくてたまらない!
と何回も何回も繰り返すことで、
子どもの脳の中に「ポジティブな回路」ができていくということでした。
大人も、脳を使うとどっと疲れるように、
子どもも脳のフル活動すると、すごい運動量、カロリー消費してるんですね。
そんな活動ができた夜は、ぐっすり眠れて、その日の活動を自分の内部に取り込みます。
「寝て考える」とはまさにこのこと。
次の日同じ活動に向かっていくのは目に見えています。
モンテッソーリ教師として、何よりも嬉しい瞬間です。
この瞬間に立ち会えた時のことを、マリア・モンテッソーリ は次のように私達教師に説いています。
「しごとを終え、持てる力を出し切った子どものもとに現れ、自らの精神を静かに贈りなさい。」