「読む」より「書く」が先にくるモンテッソーリ教育。

マリア・モンテッソーリは、医者であったことから、
モンテッソーリ教育は、子どもの身体発達のことをよく研究され理論立てられています。


3−6クラスでは、五領域と言われる「おしごと」と教具が所狭しと並んでおり、
今日は「言語領域」の中でも「書くこと」について。



一般的には、子どもって「読む」ことから始まる、と思いますよね?
よーーく1〜2歳児を観察していると、身体の動きやおしごとが「書く」につながるものばかり。

より分けをしたり、
シールを貼ったり、


クレヨンで殴り書きをしたり、
スプーンを使ったり、


ハサミを使ったり、


針で縫ったり。


また、はめこみ円柱という感覚教具も、実は「書く」に繋がっています。

これらの作業に共通するもの。
全て「3本指(親指、人差し指、中指)を使っている」ということ。


この3本指を使って使って使いまくることが、
鉛筆を持って「書く」につながるのです!!

文字を認識したり描き始めたりするずっと前から、
「書く」準備をしてるんですね!!

さて、用意ができた3−6さんの言語プログラム。
メタルインセットという教具から、始めます。


まさに「書く」。初めて鉛筆を紹介し、
メタルでできた枠を使って書いていきます。
最初は薄ーい筆圧も、繰り返しこのお仕事をすることでだんだん強化されます。

砂文字や、絵カード、サウンドポーチなどで「ことば」を体験したら、
Movable Alphabetという教具でどんどん言葉を作って書いていきます!
(日本語では、移動五十音や文字の箱と言われます)


教具として置いてある五十音の文字は、どれも美しく書かれた筆の文字。
子どもたちは無意識にこの美的感覚を吸収していきます。

そのうち、書き順があること、書き順通りに書いたらとても美しくかけるようになることに気づきます。(自分で気づくんだからすごい。)

日本語の書き順のお仕事ももちろん用意してあります。

モンテッソーリの3−6クラスで言語をした子どもは、小学校就学前までに、ひらがな、カタカナ、簡単な漢字まで習得してしまうので驚きです。(個人差あり)

獲得した文字を使って、日記を書いたり、物語を書いたり、自分だけの「私のえほん」を書いたり。

言語の敏感期は、
生後すぐの「話し言葉」に始まり、
「これ何?」敏感期、
「書き言葉」、「読み言葉」、「書き順」と、
5歳か6歳くらいまでずっと続いていきます。
観察していると本当に面白い!

ぜひ、ご家庭で「言葉」や「書く」に繋がってそうな、そんな姿をたくさん発見してくださいね!!

 

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英語モンテッソーリ園「カーサ・デ・バンビーニ」

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